夢だと言え。


誰か夢だと言ってくれ!!!!!!!!!









Libschaft Lid 01 - おいでませドラゴンワールド -













「ッぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」







あ、どうもこんにちわ。私、と申します。

花も恥らう20歳、現在恋人募集中でっす☆

え?何してるかって?



それはね…………














「何故にいきなりスカイダイビングううううううううううううううううううううう?!」











落 ち て ま す 。


なんで?!ねぇなんで?!


私確か自分の部屋で寝てたわよね?!

なのになんで?!どうしたらいきなり空から落ちてんの?!ねぇ?!

し、死ぬ!!!!!このままじゃ私絶対に死ぬ!!!!!!!飛行石もないし!!!!!


それとも落ちたらパズーが受け止めてくれるのかしら…ってそうじゃなくて!!!!!!











「だ……っ誰でもいいから助けてえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」












ガッ











「…………はれ?」











軽い衝撃が来たと思ったら、迫ってくる地面は止まってた。

それはつまり私が空に浮いているというワケで……








「……飛行石なんて持ってたっけ?私……」




「何訳の判らない事を言っている。」




「…………え…………ってぅぉぁ?!」







私の腕を掴んだ人…という形容詞は正しいんだろうか…は。

全身緑色でマントをつけてターバンを巻いていた。





あれ?  でも     このひとって。









「ぴ……っころ…さん?」



「…?オレを知ってるのか」



「え、あ……え?」






おかしいだろ。オイ。

ピッコロさんって漫画の中のナメック星人だぞ。

じゃあ何か?これは夢か。夢でドラゴンボールの世界に遊びに来ました☆ってか?

あぁ、夢か。そうだよな。夢だこれ。






「……とにかく落ち着け。」


「落ち着け、たって……えぇええぇええ……此処マジで…いやまさかねぇー……」



「………訳の判らん女だ」



「私も訳判んないっすよ。部屋にいたらいきなり空でそのまま落ちて」



「………とりあえず…何か事情がありそうだな」






はぁ、と面倒くさそうにため息を付くと、ピッコロさんはいきなり飛んだ(心臓に悪い。)





「ちょ………ッ!!!!!何処行くんすか誘拐魔ー!!!!!!!」



「いいから黙って運ばれてろ。暴れると落とすぞ」




「ッせめて何処行くか位教えてから飛べー!!!!!!!!!」






ぎゃああああああああ………






私の悲鳴は空に吸い込まれていった。














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手直し手直し。

ピコさんです。お相手。





2006/10/13 加筆  弖虎。