構って 構って オレを見てよ



ねぇ  ウサギは寂しいと死んでしまうんだよ?










嘘つきウサギは今日も鳴く














ー……」



「何」



「暇さ」




「知らん」






あぁ、今日もは冷たいさ。

せっかく任務を終えて久しぶりの休日だっていうのに…


アレンもリナリーも任務でいないし

図書館の本は全部読み尽くしたし。


に構ってもらおうと思えばこの有様。

日本語の本に目を落としたまま、オレを見ようともしないんさ。








「………オレが死んでもいいんさ?」




「暑さで頭おかしくなった?」




「ウサギは寂しいと死んじゃうんさ!」










「それは嘘だって文献に書いてあったよ」












「………(取り付くシマもないさー…)」













オレたちって恋人同士のはずだよね?

なのになんでこんな冷たいんさ?












ー」



「うるさいバカウサギ」



「久しぶりに彼氏が帰ってきたっていうのにひどいさー」



「……………はあ」







たまぁーにしか会えないんだから一緒にいてくれよ。

オレは今すぐにだって抱き締めてやりたいんさ。





ベッドに体育座りしていじけてたら、背後から感じる体温。






「……?」



「しょうがいないな、ラビは」




「本は?」








「寂しがりやのウサギさんに構ってからゆっくり読むよ」









そうやって笑う君はとてもとても可愛いから



オレはまた君に恋してく。


































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ラビ18歳、さん23歳

年の差カポー





2006/08/23 カルア