英語を習い始めて3週間目。
なんとか日常会話が出来るようになりました。
(その裏には神田の鬼の様な授業がありました)
たのしいえいご。 こうへん
「あ、。おはようございます」
「おはようございますです、アレン」
「だいぶうまくなりましたね〜」
「でもまだうまく喋るないですよ?」
「あはは、大丈夫さ〜。ユウがあんだけ必死で教えてんしさ」
「そうですか?」
くすくすと笑い声が聞こえてくるものの、声が小さすぎて聞き取れない
それ以前に、英語だから無理なんだけど………
まず、この言い方は悪口だろうな、うん。
「………アッレーン、ちょーっとあいつらシバいてきてもいいさ?」
「やだなラビ、僕が止めると思います?」
ラビとアレンが額に青筋を浮かべてイノセンスを発動している。
わぁ、予感的中。
「落ち着いて下さいですよ二人とも!」
「だぁってあいつら!が必死で英語覚えてるのに笑うんさ?!」
「そうですよ。一発や二発殴ったって……ねぇ?」
『えぇねん別に。そらうちの英語はヘッタクソやし正直聞くに堪えへんわな。
自覚はあんねんで?んなもん。やからってあんなクソ共に笑われると流石のさんかてキレるわな。
あんたらに何が判んねん何も言われんとイキナリこないとこ連れてこられた思うたら言葉通じへんしやな。
エクソシストなれて言われたかてイノセンスなんざ使ったことないねんで訳判らんわホント』
「………さん?(うわーオーラが黒ーい…)」
『毎日毎日訓練訓練英語英語………!!!!!
それだけでもイライラするっちゅーに毎日毎日同じ陰口叩いて何様じゃお前ら!!!!
ええ加減飽きたんじゃボケが!!!!!』
「ー!!!!!こんなとこで発動しちゃだめさー!!!!!!!」
泣きそうなラビの声に我に帰る。
………左手には鉄製の、ハリセン。
そしてそれは巨大化して、私の体の5倍ほどになっていた。
床にめり込んだハリセンから僅か30cmの場所に、マヌケな顔をして気絶したガラの悪い捜索隊が4人。
「………いい機会だろ」
『……神田?』
「俺らはエクソシストであいつらは捜索隊。元々テメェをバカに出来る立場なんかじゃねーんだよ」
『………』
「いい薬になったんじゃねーの?」
『床、壊してもーた…コムリンに怒られてまう……!!!!!!』
「(そこかよ!!!!!!!)」
その日以降、私をからかうヤツらはいなくなった。
まだ、英語はうまく喋れない。
「……のイノセンスもラビのと同じように大きくなるんですね」
「………キレたって怖いさー…」
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関西弁でハリセンを使うおなごが書きたかったんでs
2006/08/26 カルア