Expart04:コスプレ願望









「………何これ」

「何って、服」

「いや判るけど」


は現在、ティキの自室で硬直していた。
珍しく、ティキが土産だと言ってに洋服を買ってきたのだ。
それはまだ判る。というか、素直に嬉しかった。

包装を解くまでは。

ショッキングピンクの包み紙(まず此処で怪しむべきだった)から出てきたのは

ナイチンゲール風看護服
ヴィクトリアン調メイド服
胸元の大きく開いたミニスカートのメイド服
エナメル生地のボンテージもどき(かなり際どい)

他色々計7着、いわゆる「夜のお供のコスプレ衣装」、そして「大人のおもちゃ」が計4点。

は信じがたいその「土産」に、頬を紅く染めながらも怒りに燃えている。


「………ティキ?」

「ん?」


怒りを抑えるのに必死なに対し、何処までも楽しそうなティキ。
はその服を握り締め、ドスの利いた声でティキを呼ぶ。


「……こんなん買ってきてどーすんの……?」

「そりゃもちろんに使「っ変態!!!!!」


の怒声が飛ぶと同時に、ティキの顔面にの左ストレートが決まる。
ティキは鼻頭を押さえて蹲り、はそんなティキにとどめの一言を言い放つ。


「(痛ぇモロ入ったモロ入った!!!!!)」


「助けて千年公!!!!ティキに犯される!!!!」


「ギャーちょっと待ってちゃんほんとごめんマジそれだけは勘弁して!!!!!!!」






















(叶う日はきっと来ない。)









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うん、やっぱりティキはこうじゃなきゃ(ぉ
コスプレも大人のオモチャも快楽のスパイスですよ(ぁ?




2007/04/23 カルア