あの人はいつもどこか遠くを見ている気がする

私といても、皆といても


その視線は噛み合う事はなく、空の彼方へ投げられて。










「ねぇ、アレイスター」


「何であるか?」


「……私の目を見てくれないのはなんで?」


「……見て、ないであるか」


「一度も」





ほら、今も

貴方の視線は

私を通り越して空の彼方





「…そうであるか…」


「信用できないのかな、私」


「そういう訳では」


「判ってる。判ってるよ。
 でも……時々、寂しいんだよ。」




知ってるんだ。

貴方に忘れられないひとがいるって。

ラビから聞いたから。


とっても綺麗な人だったんでしょう?


AKUMAだって、聞いたけど。

私みたいな子供なんて張り合いにならないくらい

とっても綺麗な人だったって。




「……には…話してなかったであるなぁ」


「エリアーデさん、の事でしょ?」


「知ってたであるか」


「ごめんなさい、ラビから聞いてたの」




ああ、ほら。

とても驚いた顔をして、申し訳なさそうに私を見るの

ねぇアレイスター。


それでも私は貴方が……




























「好き」

































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やっちまった。
もう何処まで雑食になるんだか検討も…



2005/07/15 カルア