The person who loves is all of me of today.
Because you stay by my side,
it is can be "I".
灰色メランコリア Ver.P-Type 27
「……ッティ、キ……」
「ほら、力抜けって」
いくらか着崩れたのドレスの隙間から、ティキの指がの素肌を撫でる。
はそのくすぐったいような甘い感覚に身を捩り、艶の篭った声を上げた。
ティキは右腕で両目を覆うの髪を撫でると、右腕をゆっくりとシーツに縫いつけた。
見下ろしたの顔は紅潮していて、漆黒の髪は純白のシーツに散っている。
「や…っだ、ってぇ……っ」
「怖くねーから……」
「ひぅ…っ」
ティキの薄い唇がの首筋を伝う。
時折強く吸い上げて紅い華を散らしながら、段々とその熱は下降して行く。
スカートの部分まで前開きになっているワンピースはいとも簡単に肌蹴られてしまう。
鎖骨をなぞり、舐め上げながらティキの両手はの胸をやんわりと包む。
「やぁ…っ!」
「イイ声……」
背を跳ね上げながら一際甲高い声で啼いたにティキは笑みを浮かべ、胸元を強く吸い上げる。
ティキの視界にのイノセンスが映り、ティキはそれを舐め上げる。ガラスの様な、無機質な味がした。
「……ぅぁんっ」
「の胸って丁度いいな。でかすぎず小さすぎず…オレの手にぴったりだ」
妖艶な笑みを浮かべたままそう言うティキに、はまた頬を紅潮させる。
ティキは確かめるような手つきで、決定的な刺激は与えぬままの胸を揉む。
そのもどかしさには身を捩り、熱の篭った吐息に乗せて艶のある嬌声を上げた。
「やぁ…っティキぃ…っ」
「んな目で見んなよ。じっくり慣らさねぇと辛いのだぜ?」
「……っ」
「痛い思いさせたくねェの。」
ティキはそう言うと、硬くなり始めたの胸の突起を舌先でつつく。
突然与えられたその刺激にの背は大きく跳ね、詰まらせた息に混じって小さく嬌声が上がる。
「やっぱ胸弱いんだな……あの頃と変わんねェ」
「……っや…ひゃあんっはぁ…ぁっ」
口に含み、舌先で転がすように愛撫を加えてやれば上がる嬌声。
無意識の内に揺れるの腰に、ティキはより一層笑みを深くして。
「、腰揺れてんぞ?そんなに気持ちイイ?」
「…っば、かぁ…っ!ひぁあぁぁっ!!!」
くすくすと笑い声を漏らしながらティキは突起を吸い上げる。
貫くような快感にはその背を反らせ、一層甲高い声で啼いた。
「……服、汚れちまうな……」
ティキはそう呟くと、羽織っているだけの服を素早く取り去った。
下着だけの姿になったは恥ずかしそうに丸くなり、シーツを手繰り寄せて身体を隠す。
「ほら、隠すなって。オレも脱ぐから。な?」
ティキはそう言いながら一糸纏わぬ姿になる。
は気恥ずかしいのか終始視線を逸らしたまま、手繰り寄せたシーツに顔を埋めていた。
「……」
ぎし、とベッドが小さく音を立てる。
の顔の横にティキの手が置かれ、ティキの左手はの身体を隠していたシーツを取り払う。
それを慌てて取り返そうとしたの目に移ったのは、一糸纏わぬティキの姿。
一気に頬を紅潮させると、は勢い良く視線を逸らした。
「今から愛し合うのになんで恥ずかしがんの。見慣れてるっしょ?」
記憶の中で、と付け足して、ティキはの首筋を吸い上げる。
太ももを撫で上げる感触にはまた身体を強張らせ、シーツを強く掴んだ。
「や……っティキ…っ」
「こっち向いて」
頬に添えられた右手はの視線を戻し、二人の視線は絡み合う。
ティキは情欲の篭った瞳でを見下ろすと、優しい笑みを浮かべて口付けを落とした。
呼吸の合間、僅かに開かれた口からティキの舌が咥内を侵食する。
歯列をなぞり、舌を絡ませ合うその口付けは恐怖心を吸い上げるような優しいキスだった。
「ふ…ぅ…っんぁぅっ」
「ちゃんと慣らそうな?」
ティキがそう言いながら、の下着に手を掛ける。
僅かばかりの抵抗は意味を成さず、下着は一気に取り払われても一糸纏わぬ姿になって。
「……濡れてんね」
「し、らな……っぅぁんっ」
亀裂を指でなぞればそこはもう湿り気を帯びていて、なぞりあげる度に粘着質な水音が上がる。
動きにあわせて跳ねる腰と上がる嬌声に、ティキの理性は崩れ始める。
「ティ、キ…っ」
「……力抜いてろな」
くぷん、と音を立てての秘部がティキの指を飲み込む。
経験の無いのそこをだんだんと攪拌していくティキの指。
中を犯す事は辞めぬまま、親指で膨らみ始めた小さな秘核を潰す様に撫で上げれば一際大きな嬌声が上がる。
「やあぁぁんっ!…っそこ、やだっ!」
「やじゃないだろ?、ここ一番弱ェもん」
ティキはの足の間でそう言うと、膝を立てたの足を肩で持ち上げるようにして秘部に顔を埋める。
はティキの髪を掴み首を横に振るが、この状況での拒否はそれ以上の事を望んでの事。
秘核を舌先でつつけばは甲高い声を上げてティキの髪を掴む力を一層強くする。
「ティ、キ…っそれ、やぁ…っひゃぁんっ!」
「やだとか言う割に…すっげぇ濡れてっけど?」
いくらか懐柔されたの中を犯す指を増やし、痛みを感じさせぬように秘核を舌先で何度も撫でて。
前世で何度も抱いたその身体の何処をどう攻めれば嬌声が上がるのか熟知しているティキはを絶頂へと追いやる。
ティキの指が中で蠢く度、秘核を啄ばまれる度には甲高い嬌声を上げ、壊れたようにティキの名を呼ぶ。
「やぁあぁぁああッ!ティキ、ティキティキぃ…ッ!!!」
「……2、3回イった方が楽だよな……」
「ふ、ぅぁんっ!!!ティキ、も、いやぁ…っ」
「…、1回イっとけ」
ティキはそう言うと攪拌する指の動きを強め、秘核を強く吸い上げる。
は首を横に振りながら狂ったように嬌声を上げる。
「や…っあぁああぁぁぁああッ!!!!」
一際大きな嬌声が上がったと同時にの身体から力が抜ける。
指を締め付ける痙攣にティキは笑みを浮かべると、一度の中から指を抜いた。
「……まだ、な?じっくり慣らしてやっから」
「ま、って……っまだ、むりぃ……っ」
「オレもキツいの我慢してんの」
触れるだけのキスを落とすと、ティキはの背を抱えて抱き起こす。
ティキの胸に力なく凭れたの髪を一房救うと、ティキはそれに口付けた。
は四肢をシーツに投げ出し、虚ろな目でティキを見上げる。
金色を帯びた琥珀の瞳は生理的な涙で濡れ、それはより一層ティキの情欲を煽った。
「痛ェの嫌だろ?」
「ん…ッふゃあっ!!」
達したばかりで敏感さを増しているの秘核を指でなぞる。
はその動きに小さく痙攣しながら、切なげな声を漏らす。
「1回イったから…すっげーぐちょぐちょ」
の耳元で羞恥を煽るように艶の篭った声で言いながら、ティキは指を秘部に埋める。
2本の指を容易に飲み込んだのそこから、こぽりと小さく音を立てて半透明の愛液が流れ出た。
ティキはゆっくりと指を動かしながら、の首筋を舐め上げ、もう片方の手で胸の突起を摘む。
はただティキに与えられる快楽に溺れぬように、僅かに残った理性を必死で繋ぎとめていた。
「やぁんっ!ティ……キっ!も、やらぁあぁぁあっ!」
「ほら、すげー音してんの判る?」
耳を舐め上げながら言えば、秘部を攪拌する指が締め付けられる。
相変わらず言葉攻めには弱いらしいな、とティキは満足げに口角を吊り上げ、指の動きを早めた。
「わか、ないぃ…ッあ-----ッ!!!!」
「聞こえない?すっげーぐちゃぐちゃ言ってんの」
「っやぁんっふぁ…ッひゃぁぁぁああぁあぁッ!!!!」
一際大きく啼いた後、の身体から一気に力が抜けた。
攪拌する指が痙攣に包まれているところをみると、2度目の絶頂を迎えたようだった。
ティキは指を引き抜くとの身体を反転させ、力の入らないままのの身体をベッドに横たえた。
「……、挿れてい?オレもー限界」
「ぁ--…ティ、キ……っも、欲し、いよぉ…っ」
「…はは。オッケー」
力なく手を伸ばし、劣情に塗れた瞳で見上げるにティキは満足げに笑みを零すとの足を抱えた。
腰を引き寄せて、十分攪拌されきったそこに限界まで張り詰めた自身を宛がう。
「ぁ……っ」
「力抜いてろな。痛ェかもしんないけど我慢して…すぐヨくしたげるから」
ティキはそう言うと何度か亀裂に先端を擦り付け、潤滑代わりに愛液を掬う。
は貫かれる恐怖心に身体を強張らせていたが、優しく額を撫でるティキの暖かな手に力を抜いた。
「……挿れるよ……」
ゆっくりと、ティキの熱がの秘部へと埋まって行く。
初めて異性を受け入れるそこはいくら慣らしたとは言えとても狭い。
ティキは宥めるようにキスを落としながら腰を進める。
そのうちに先端に当たったのは間違いなくの純潔の証。
一瞬、腰の動きを止めたティキはに優しく口付けを落とした。
「…ちょっち、我慢な」
「え……ッひゃぁぁぁああぁッ?!や、痛、いぃ…っ」
ずく、と一気に貫けばは悲鳴に近い嬌声を上げた。
ティキは本能的に引かれたの腰を抑え、深いキスを落とす。
「……悪ィ。でもこの方が辛くねーから」
「ティ、キ……っ」
眉を顰めて謝るティキに、は力なく腕を伸ばす。
ティキは伸ばされた腕を自分の首に絡めると、汗で額に張り付いたの前髪を優しく梳いた。
はティキの手の感触と体温に痛みが吸い取られるような感覚を味わっていた。
「動くよ。辛かったら爪立てていーから」
「ん……ッひゃぁっ!」
控え目に、ゆっくりとティキが律動を始める。
胎内を蠢く異物感にはティキの背にしがみ付き、長い爪が痕跡を刻む。
ティキは背に走った小さな痛みに一瞬眉を顰めるが、次の瞬間それは歓喜に変わった。
「……ティ、キぃ……」
「ん…痛いのすぐなくしてやっから」
弱弱しい声で名を呼ぶに小さく口付けると、ティキはまた律動を始める。
前世でそうだったように、の感じる場所をピンポイントで探り当てながら。
その度には嬌声を上げ、ティキの背にしがみ付く。
「や----ッ!!!!あ、はぁっ!!!!ティキ、ティキぃ…っ!!!!」
「ん……やっぱ、変わんねェのな…ッ」
「……ら、にがぁ…っ?んんッ!」
「感じるとことか…っ前世と、一緒だなって事…っ」
「…ッふゃぁんっ!!!」
を攻め立てながら、ティキは切羽詰ったような声で言う。
は呂律の回らぬ声でそれに応え、与えられる快楽にただ溺れた。
「マジで…っ最高だわ、……ッ」
背を仰け反らせ、足を腰に絡めるを尚も絶頂に追いやりながらティキは呟くように言う。
はその呟きに気付かず、ただ狂ったように嬌声を上げていた。
「あ----ッ!!!!んゃぁっ!!!ティキぃ…ッ気持ち、い…よぉ…ッ!!!」
「っは…絡んで来るし、熱ィし……ッ」
「ぅあ…ぁッ!!!!も、っと…っティキ、で…いっぱいにしてぇ…ッ!」
「……ったく…止まれなくなんだろ?んな可愛い事言うなって……!」
理性を失くしたの言葉に、ティキはより一層強く腰を打ち付ける。
はティキの背にしがみついたまま、壊れたようにティキの名を呼ぶ。
それは前世から変わらない、絶頂が近いという彼女の合図。
ティキは口元に笑みを浮かべると、片足を肩に掛けてより深く抉るように腰を打ちつけた。
「ッぅあ…ッ!!!」
「イきそーだろ?」
「あぁぁぁぁああッ!!!!や、これ、らめぇぇぇえッ!!!」
「こんな締め付けて…すっげー音立ててオレの咥え込んでるくせにダメはないっしょ…っ?」
「あ-----ッ!!!ああぁぁあッ!!!!ティキ、ティキティキティキぃっ!!!!また、イっちゃうぅ…っ!!!!」
「ん……一緒、な」
「やぁあぁぁあッ激し、ぃっあぁぁああぁッ!!!!」
「……っその声、ヤベぇな…っかなりクるわ……っ」
射精感に煽られるように、の腰を掴んで強く強く打ち付ける。
はシーツを握り締めて声にならない声を上げ、白く染まりつつある意識を必死で繋ぎとめていた。
「やあぁぁぁあッ!!!イっちゃうぅうッ!!!」
「ん…ッほら、イけよ……ッ」
「ティ…ッきゃあぁぁああぁぁぁぁあんッ!!!!!」
「ぅ…あ……ッ」
小さくティキが呻いた直後、胎内に感じた熱。の意識は白に飲まれて堕ちて行く。
ティキは暫くの間余韻を噛み締めると自身を抜き、意識をなくしたの髪を優しく撫でる。
「………、愛してる………」
何度も何度も、愛していると繰り返しながら口付けを落として。
意識がないまま、時折くすぐったそうに身を捩り笑みを浮かべるにティキも笑みを浮かべた。
そうしてから汗に塗れたの身体を蒸しタオルで清めると、お互い一糸纏わぬ姿のまま
ティキは未だ意識をなくしたままのの身体を抱き寄せて眠りに堕ちた。
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本編で裏やらんつもりだったのにどうした私。
(↑上の決意が本編で現ry)
2007/05/05 カルア