いつもいつも泣いていた
その背中を見るのが辛かった。
「……テメェまた泣いてやがんのか」
「……か、神田?」
「いい加減にしたらどうだ?」
「やって……」
「あのな、いつまでもいなくなった男のこと考えてんじゃねーよ」
「神田は人を好きになったことあらへんから言えるんよ…」
「そう思うか?」
「……何、好きな人おるの?」
「あぁ」
「………そうなんや」
俺
な
ら
お
前
を
泣
か
せ
た
り
な
ん
か
し
な
い
だからいつか 俺を見て
2006/08/29 カルア