斬って 刻んで 炒めて 煮込んで
そうして最期は私を喰べて?
そうしたら二人溶け合って

私は永遠に貴方のモノ




「……やっぱり私を殺すんだね、ティキ」
「あぁ。」


オレがノアでなかったら
がエクソシストでなかったら
きっと二人で平穏な毎日を過ごしていただろう
どこをどう間違えたのか、オレは敵であるはずのこいつに惚れた。
そしても、同じように。


「……適合者なんかじゃなければよかった」


オレを見上げながら涙を流す
それはきっと本心なんだろう


「そうじゃなければ、貴方の手にかかることもなかった」


泣きながら力なく笑う
その笑顔は今にも砕けそうで


「………貴方を、苦しめる事もなかったのに」


吐き捨てるように言って、はオレを見た。
オレはただその涙を見つめる事しか、出来なかった。


「せめて苦しまないように殺して」
「………あぁ」

あいしてる


その声は届く事無く虚空に消えた。
ティーズを通したオレの左手が、の心臓を抜き取る
まだ暖かく、脈打つ心臓

目の前のは、冷たくなっていた。




  


(消える事ない、永遠の罪)






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甘い恋愛よりは悲恋がすき





2006/08/24 カルア