ねぇラビ 聞いて今日はこんな事があったのよ!

そう言って笑う君を俺は確かに愛してたんだ。
きっと、俺は、君を、愛してた。
でも俺はいつかブックマンにならなきゃいけなくてそれはいつか君と離れなきゃいけないって事で
だから、だから、俺はわざと君に冷たく当たっててそれでも君はめげなくて
何度冷たく突き放しても君はいつもいつも俺の隣で笑ってて、俺はそれがとてもとても心地よくて。


『ねぇラビ、貴方はブックマンになるんでしょう?でもね、それでも、私は貴方が大好きだよ。』


そう言って悲しそうに笑う君に俺は何も言ってやれなくて
ただ君は俺の顔を見て笑っててなんて君は強いんだなんて思ってしまって


『私が、消えても、泣かないでね。私はラビの笑顔が大好きなの』


そう言って泣いて次の日君は俺の前から姿を消した。
俺は君がいつまで経っても来ないから、それだけで少し不安になって何も手につかなくって
考えてみれば俺は君の名前すら知らなかった。
ただいつもいつも気がつけば俺の隣にいて俺を好きだとそう言って笑う君しか知らなかった。

だからこんなに悲しくて、きみがいとしくてたまらない。

きみがきえてちょうど1ねんめのよる。



『………ラービ』

『………え?』


俺の目の前に現れた君は1年前とは全く違ってた
白かった肌は浅黒くなってて、鮮やかな金髪は黒くなってて真っ白な服は真っ黒で高価な物に変わってて
額にある7つの傷は間違いなく君がノアだって示してて其れはつまり君が俺の敵ってことで


『久し振り。迎えに来たよ』

『迎え……?お前、それ……どうして、ノア、?なぁ、迎えって、何?』

『あは。混乱するのも無理ないよね………私じゃなきゃだめなのよ、貴方を迎えるのは私じゃなきゃ』


そう言って笑う彼女は確かに俺の記憶にある笑顔を浮かべてはいたけれどそれはもう彼女じゃなくて
ただ俺を迎えに来たといってあのころと変わらぬ笑みを浮かべる君はもしかしたら夢なんじゃないかなんて考えて
それでも俺の頬に触れた君の手はとても暖かくてそれはつまりこれが夢じゃなくて現実だとそう言っていて


『……ラビ、私と行こう?ほら、貴方も、』




わたしと、おなじ。あなたとわたしはかぞくなのよ

俺の肌は黒くなって、君の肌と溶け込むような浅黒い褐色の肌になってた
其れはつまり俺が君と同じノアってことで、でも俺はエクソシストでブックマン見習いで
俺はイノセンスに選ばれた神の使徒じゃなかったのかなんて考えてみても目に見える俺の姿は確かに君と同じ
確かに俺の目に映る俺の肌は君と同じ褐色で額に手をやれば今までなかった違和感が其処にあって


『……ほら、おなじ。あなたとわたしはおなじなの』


そう言って笑う君に俺はまた見惚れた。
俺がノアだって言うなら、君が俺の隣でまた笑ってくれるなら、それもいいかもしれない。
ただ君の笑顔がなくなったことが悲しくて、俺はずっとずっと君に会いたいって思ってたんだから


『……俺、君の名前も知らないんさ』

『……、だよ。』

……。なぁどうして俺に名前教えてくれなかったんさ?』


聞かなかった俺も俺だけど、なんて続けてみれば君はにっこりとまるでマリア様の様な慈愛に満ちた笑みを浮かべて俺を見る。


『だって、そうすればラビは私を忘れられないでしょう?名前も知らないから、忘れられなかった。違う?』

『…………はは、確かにその通りだ』

『そうでしょう?』


あなたがわたしをわすれないように、あなたがわたしをおいかけるように。
わたしはあなたをわなにかけたのよ、ラビ
あなたはわたしをみつけてくれた。わたしとおなじものに、なってくれた。

そう言って笑うに俺はまた見惚れてしまった。
自分でも考え付かなかったくらい、俺はこいつに溺れているらしい。


『帰ろう、ラビ。私たちの“ホーム”へ』

『………あぁ』


今まで身を守ってくれたイノセンスを打ち砕いて俺はの手を取る
は満足げに笑って俺の腕にその細い腕を絡めた。俺らは二人並んで夜の町を歩き出す。
空には月、輝く星。吹き抜ける風は初夏の生ぬるい風、の長い髪は風に靡いて闇に溶けた

このままふたりでせかいをこわすのもいいかもしれない

何処か歪んだ思考で思いながら隣を歩くをただ愛しく思った






















きみとふたりてをつないでおりていく、





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原点に返った書き方をしてみよう第一弾。ノアラビでした。
しかし支離滅裂だな。書き直すかも




2007/04/11 カルア